Civic Tech Forum 2019 に参加したのでその個人的なレポートを書きます。普段は話せないような方とも話すことができ、多くの刺激をいただきました。ここ半年くらいActionできていなかったのですが、またメラメラするものが湧いてきたので、2019年下期はしっかりやっていきます。
個人的に興味深かった LT の話と、アンカンファレンスでの議論について簡単に書きたいと思います。
個人的ハイライト
ゲーミフィケーションな話
ゲームで社会課題を知ってもらう話をふたつ聴講しました。
<身近に感じて考えるオープンデータの利活用方法(小俣さん)>
— @ketancho | Kei Kanazawa (@ketancho) 2019年6月29日
シビックテック本の著者の方。オープン川崎。参加型データ社会。本日は、川崎シビックパワーバトルの報告。オープンデータを使った街自慢。川崎市と一緒に実施。南北対決。川崎駅のコンコースにこたつを置いて報告会。#civictechjp #ctfb
<アナログゲーム シビックテッカーズ(ヨッシーさん)>
— @ketancho | Kei Kanazawa (@ketancho) 2019年6月29日
シビックテックの楽しさを伝える。楽しい。ボーダーレス。ガチで考える。市民のコマッタ(カード)を持っているスキル(カード)を使って解決する。なにこれ楽しそう。#civictechjp #ctfc
アナログゲーム化は、学生や子どもが社会課題を身近に感じてもらういい手段ですよね。私自身も2017年にSDGsのカードゲームをやらせてもらう機会があったのですが、ゲームを通じて多くの社会課題を知れるいいきっかけになりました。作る側になるべく方法を調べていた時期もあったのですが、その後放置してしまっているので、またアンテナ張り直します。
オープンデータの話
この日私が聴講したLTのテーマの中で最も多かった話はオープンデータの話でした。
<バスの話(おおたさん)>
— @ketancho | Kei Kanazawa (@ketancho) 2019年6月29日
バス辛い。ので、データの標準化をしようとしている。Traffic Brain の方。2年前にバスデータのフォーマットが決まった。現在125社が導入している。岡山はバス会社同士の仲が悪い(?)が、全てオープンにしてくれた。これが台風の目になった。#civictechjp #ctfb
<小平CivicTech(とみながさん)>
— @ketancho | Kei Kanazawa (@ketancho) 2019年6月29日
さくっと避難所、AED、病院マップなどのHPを作った。ら、面白い人が集まってきた。→「勝手にオープンデータ作るか!」公園、人気の飲食店、飲食店などなど作った。楽しい。意外な情報・知見も得られる。簡単なサービスは作れる環境が整ってきた。#civictechjp #ctfc
去年6月にお願いして12月に公開してもらった?データを集めるデータソンも開催した。歩いてひたすら集める。
— @ketancho | Kei Kanazawa (@ketancho) 2019年6月29日
自治体悩みも見えてきた。小さな公園を荒らされたくない。定期的に管理してるんだけど、遊具の以上に気が付きにくい。実は問い合わせが多いので、アプリとか作りたいという思いはあった。
特に、Code for Fukuoka で活動されているとくながさんの「データソン」という言葉は初めて聞きました。データないなら集めようぜ、という行動力すごいですよね。エンジニア視点でいうと、データを集める上で技術的にサポートできることがあるのか気になりました。懇親会でお話うかがうこともできたので、できることがないか考えていきたいです。
また、オープンデータを活かしたプロダクト作りをしたことがないので、面白いデータがあればそれを使ったMVPを作ってみたいと感じました。横浜、川崎、神奈川あたりの身近なところから貢献できることを探していきたいです。
保育園アイデアソンの話
今日最も刺激をいただいたセッションが、保育園で先生を交えてアイデアソンをしたという話です。
<保育園アイデアソンの話(こひるいまきさん)>
— @ketancho | Kei Kanazawa (@ketancho) 2019年6月29日
この1年間色々やってきた。Maker Faireで保育園のおもちゃ展示、母子支援施設でのワークショップ、長時間録音で絵を書く。0->1グランプリで機能獲得おもちゃ。遊びの中からできることを増やすおもちゃなどなど。#civictechjp #ctfb
昨年からこの活動をされているそうで、面白いと思ったアイデアをアウトプットしているとのこと。懇親会でお話を伺ったのですが、ご自身はお子さんがいらっしゃらないそうです。私の方が原体験はあるはずなのに、何をやっているんだと反省しました。刺激をいただきました。ありがとうございます。
アンカンファレンス(Idea x Tech)
LT終わったあとに話したいテーマを募集されてたので、ひとつ書いてみたら採用してもらいました。「Idea はあるんだけど、Tech で困っている人」がそれなりにいると思っていて、そんな人がどこで悩んでいるのかを聞いてみたい、という想いで書きました。
書いてみました🙂 #civictechjp pic.twitter.com/G3Mi9rtkzh
— @ketancho | Kei Kanazawa (@ketancho) 2019年6月29日
話の流れとしては、Ideaを持っている人とTech力のある人をどう結びつけるか、という議論になりました。非エンジニアの方は「エンジニアはこわい」と思われているそうなので、会話のハードルを下げる何かしらの仕組みがあるといいよね、という流れに。ボットとかの方が話しやすい人もいるそうです。マッチングという意味ではha4goという仕組みがあると教えてもらったので、覗いてみようと思いました。
集まっていただいた皆様、ありがとうございました!
実は、このテーマにはもうひとつ想いがあって、Idea はあるが Tech で困っている人自身が Tech な力を身につけるためにどんな支援ができるか、まで本当は話したかったです。議論の中で「エンジニアも想いに完全に共感できれば、協力したい人は多いはず。でもプロダクトを作り始めてからそれがズレていき、やる気がなくなったことがある。」という方がいらっしゃいました。そういう意味だと、想いがある人自身が作れれば、ミスマッチも起きないし人集めも不要なので、すばやく作れて良い世界だと改めて思いました。
非エンジニアの人が、ゼロから学ぶことはそれなりにハードルが高いことは分かっているのですが、「こういう技術があればプロトタイプ作れるのに」「この技術を教えてほしい」という話があれば、具体的でなくてもいいので聞いてみたいです。教えられるなら教えますし、いい本やサイトがあればご紹介します。将来的に多くの人が困っている技術領域が見つかれば、それを整理して、初心者向けの学習コンテンツにしたいと考えています。私はこわくないエンジニアなので、フワッとした話でもぜひご連絡ください(笑)
まとめと自分の活動の紹介
多くの情報を得られましたし、良いディスカッションもできた濃厚な1日になりました。来年以降もぜひ参加したいです。運営の皆様ありがとうございました。
昨年の私の活動です。「小1の壁」が私の壊したい喫緊の課題です。 www.ketancho.net
もう講座を閉じてしまったのですが、ソーシャルな活動をしている方に技術を教えたい想いがあります。
8月のSocial Hack Dayも参加する予定です。「小1の壁」の話 or データソンの支援の仕組みのプロトを進めようと思っています。あわせてこわくないエンジニアの私は、非エンジニアな人と話したいと思っているので、その際はよろしくお願いいたしますー。