Windows から EC2 インスタンスに SSH 接続する方法

 本記事は、Udemy 講座「手を動かしながら2週間で学ぶ AWS 基本から応用まで」で頂戴したご質問に対する回答になります。講座については、最後にご案内させていただきますので、ご興味のある方はそちらをご覧いただければと思います。

 本記事では、Windows から EC2 インスタンスに接続する手順として、Tera Term と用いる方法と、PuTTY を用いる方法の2つをご紹介します。

Tera Term を用いる場合

f:id:ketancho_jp:20180906052005p:plain

 まず、新しい接続を開始し、「ホスト」に接続するインスタンスの Public IP アドレスを入力してください。初めてそのインスタンスに接続する場合は下記の警告がでますが、「続行」としてください。

f:id:ketancho_jp:20180906052013p:plain

 続いて秘密鍵を選択します。右下のプルダウンを「すべてのファイル」としないと .pem ファイルが表示されない場合がありますので、ご注意ください。選択し「開く」を押下してください。

f:id:ketancho_jp:20180906052020p:plain

接続できましたでしょうか?下記のようになっていれば接続成功です。

f:id:ketancho_jp:20180906052026p:plain

PuTTY を用いる場合

1)Puttygen を用いて秘密鍵を .ppk 形式にする

 続いて PuTTY を用いる場合です。PuTTY の場合は、 .pem な秘密鍵を .ppk 形式に変換する必要があります。PuTTY に同梱される Puttygen を用いてこの変換を行います。

f:id:ketancho_jp:20180906053029p:plain

 Puttygen を起動すると上のような画面が開きます。こちらで「Load」を選択し、 .pem 形式の秘密鍵を選択してください。

f:id:ketancho_jp:20180906053034p:plain

 Tera Term のときと同様、右下のプルダウンを「All Files」にする必要があります。

f:id:ketancho_jp:20180906053045p:plain

 選択すると、インポートに成功した旨が表示されます。

f:id:ketancho_jp:20180906053050p:plain

 続いて、 .ppk 形式で秘密鍵を保存します。上のダイアログで「Save private key」を選択してください。

f:id:ketancho_jp:20180906053054p:plain

 パスワードなしでよいか聞かれますが、そのまま進んでください。鍵の名前は任意で構いませんが、 .ppk 形式にしてください。

2)インスタンスへの接続

f:id:ketancho_jp:20180906053100p:plain

 まず、Session タブで Host Name を入力します。 ec2-user@(接続するインスタンスの Public IP アドレス) としてください。

f:id:ketancho_jp:20180906053106p:plain

 続いて、Auth タブで秘密鍵を選択します。先ほど作成した .ppk 形式のものを選択してください。

f:id:ketancho_jp:20180906054135p:plain

 初めて接続するインスタンスの場合は、上記のダイアログが出ますが、そのまま進んでください。

f:id:ketancho_jp:20180906053115p:plain

 上の画面が表示できたら接続完了となります。

まとめ

 Windows から EC2 インスタンスに接続する手順について整理しました。

 先日、オンライン学習サービスの Udemy で「手を動かしながら2週間で学ぶ AWS 基本から応用まで」という講座をリリースしました。AWS 初中級者の方々を対象とした、1日1~2時間の学習で2週間で AWS の重要サービスをキャッチアップしていただくという講座となっております。講座の詳細については下記の記事でまとめていますので、ご興味のある方はこちらもご覧いただければと思います。

www.ketancho.net