データ分析を学びたい!そんな方におすすめの「問題解決の最初の一歩 データ分析の教室」を読んだ

こんにちは、@ketancho です。3年半ぶりの記事となってしまいました。今年はアウトプットしていくぞ!という気持ちを込めて、再開していきます。AWS 以外の話題は、このブログにしたためていこうと思います。

今年はデータ分析をちゃんとやっていきたいという気持ちで、しばらくはそれに関連する書籍を読んでいきたいと思っています。Amazon を眺めていたら、そんな自分にちょうど良さそうな書籍があったので読んでみました。

パン屋の店主が常連のコンサルの方と一緒に、パン屋をより良くするというストーリーで、私のようなデータ分析初学者でもあっという間に読み進められました。Excel を使った分析で、CSV 形式のデータさえあれば、そのまま自分ごとの分析に使えるような内容になっています。

特におすすめなのは、ただやり方を紹介するのではなく、そのプロセスで(データ分析の)プロは何を考えるのかをひとつひとつ丁寧に解説してくれるストーリーになっている点です。本来の目的は何で、そのためにどういうデータが必要で、データだけでは判断できないときには泥臭いヒアリングをしにいく。分析の結果、取れる選択肢が幾つあって、これこれこういう理由を持ってこれを試しましょう!と、正解だけを提示するのではなく、そのプロセスや思考についても書かれているのが自分好みでした。

はじめの一歩にもってこいな内容ですが、おそらくこれはスタートラインに立つまでの本なので、業務でデータ分析をされている方には当たり前の話が多いかもしれません。それでも、自分は更に深いテーマの本を読み進めていこう!とやる気をもらえたので、自分と同じようなレベルな方にはおすすめしたいです。

もう1点、この本のストーリーの組み方が本当に参考になりました。実は、AWS 文脈でこういう対話形式の書籍を書こうとしたことがあり、実際に1-2章分書いたドラフトが手元に残っていたりします。ストーリー形式の技術書はとても読みやすいのですが、内容を練るのが非常に難しく、私は途中で断念してしまいました。この本は、話の展開が自然で、かつ技術的にも少しずつ難易度が上がってくるような内容になっており、その点でも学びが多かったです。今後、初学者向けの何かを作る際には参考にさせていただこうと思ってます。

それでは!