AWS Japan で働きはじめて1年が経った

こんにちは、@ketancho です。昨年の 5/6 付けで AWS Japan で働き始めたので、ちょうど1年が経ちました。普段このブログには仕事の話をほとんど書きませんが、1年間の振り返りも兼ねて記事を書いていこうと思います。

私は Technical Solutions Architect というロールで仕事をしています。勉強会などで登壇させていただく際には簡単に自己紹介しているのですが、業界・業種を問わず & お使いの技術を問わずに、アーキテクティングさせていただくロールです。細かい話は下記の Job Description に書いてあるのでよければご覧ください。(同じロール、その他 SA、あるいは AWS Japan で働くことにご興味がある方がいらっしゃいましたら、ぜひ DM くださいませ。)

www.amazon.jobs

Job Description の "非常に多くのお客様" というのが私の所属するチームの特徴かなと思います。前職のときは、基本的には1社のお客様を(多くても同時に2~3社を)ご支援する役割でしたが、今は 1対N で日々違うお客様のアーキテクティングをさせていただいています。

アーキテクティングと書きましたが、技術の話だけでなく、お客様のやりたいビジネスの話であったり、社内の課題であったりもお伺いしています。これらを1時間の中で行い、次の一歩に繋げていただく。最終的にはビジネスを成功させていただくことが私のミッションだと思っています。短期的な課題解決だけではなく、中長期的な成功に向けた議論をできるように意識しています。(様々なビジネスの話を伺えるのがめちゃくちゃ楽しいです!)

というわけで、AWS に関する知識ももちろんですし、その周辺の技術力、ビジネス的な話、短い時間の中でお客様との信頼関係を築くスキルなどなど、総合的な力が必要だと思っています。まだまだ足りないことばかりだと、周りのスーパーな同僚たちを見ていて思う日々です。逆に言えば、そういう環境で働けることは自分にとってプラスですし、次の1年はもっと見える世界を広げていくような動き方をしていきたいと思っています。

また、新しいことにチャレンジしやすい雰囲気もあり、メインの仕事以外の時間は、自分で何をやるかを決めてそれを進めています。この1年の間に始めたこととしては、こちらの AWS Hands-on for Beginners というオンデマンドハンズオン企画があります。

aws.amazon.com

日々お客様と話す中で共通の課題を見つけ、それを手を動かしながらキャッチアップしてもらいたいと思いスタートした企画です。

最大公約数的な部分だけでも背中を押させてもらうことで、新しいプロダクトの公開を少しでも早くできれば!プロダクトの改善サイクルをほんの少しでも改善してもらえれば!という想いです。まだ半年ですが、今後もよいものにしていきたいです。

その他、ユーザーグループで登壇させていただいたり(こちら)、builders.flash という Web マガジンに寄稿させてもらったり(こちら)と、様々なことにチャレンジさせてもらっています。次の1年も何か面白いこと(語彙力)をやっていきたいなーと日々妄想しています。

最後に Amazon の Our Leadership Principles (OLP) について書いて終わりたいと思います。Amazon では全員がリーダーとして行動することが求められ、そのときの鑑とする14の項目が定義されています。私はこれがとても好きです。

aws.amazon.com

このページは Public に公開されており、転職時の面接の前にも確認しておくことを推奨されました。入社したあとも、議論の中で頻繁に OLP が出てきます。私の所感ですが、この鑑があることでディスカッションが空中戦にならず、"真に世の中のためになっているのか" という議論に注力できる感覚があります。結果として「誰が言うか」よりも「何を言うか」が大切にされる風土があるように感じます。なので、前述の "新しいことにチャレンジしやすい雰囲気" に繋がっているのかな、と考えています。

つらつらと書きましたが、次の1年もしっかりやっていきたいと思います。前述の通り、総合的にエンジニアとしての力をつけていかねばと思っており、Civic Tech 的な話(この1年ほぼ何もしていない)、個人開発(同左)もしっかりやっていきたいです。また、私の強みは「難しいことを分かりやすく解きほぐせること」だと(勝手に)考えているので、それを活かした何かも推進していきたいです。やっていくぞ!!!おしまい。