英語学習の方法論について

 先日、英語学習について記事を書きました。

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英単語力をどのように強化していくのがいいか考えていたのですが、

という結論に(いったん)至り、学生時代と同じことをやってみることにしました。

 しかし、そのターゲット1900を買いにいった本屋で、2冊気になる本を見つけてしました。中には「英単語を丸暗記するな」「社会人が英語をやるには遮二無二やるのではなく、長く続けられるやり方をしないとだめだ」というようなことが書かれていました。

 以前、「コンサルの人の読書術」という本を読んだことがあるのですが、その本に「コンサルの人は未経験の領域に入るときに、10冊くらい本をまとめ買いする。それを横断的に見ていって短期間でナレッジを貯める」と書かれていました。私の場合は10冊ではなく2冊ですが、これを機会に「英語学習」の方法論について書かれた本を読んでみることにしました。この記事では、それぞれの本でなるほどなと思った部分を厳選して抜き出したいと思います。

世界で活躍する日本人エリートのシンプル英語勉強法

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知らない英単語に遭遇したときに、日本語の意味を丸暗記しようとしてはいけない。辞書で調べたときは複数の意味に目を通し、その単語をイメージで捉える習慣をつける。英語を英語のまま理解する。

  1対1で覚えると暗記する量が多くてパンクしてしまうので、1対多で意味を捉え、あえてもやっと覚える方法です。 river であれば と覚えるのではなく、 何かが流れるイメージ と覚えるといいとのことでした。そういえば、以前読んだ本で、「子供用のイラスト付きの英英辞典で、英単語とイラストを覚える」やり方が紹介されていました。これも同じ意図だと思います。また、もやっとイメージで覚えることで、英語を日本語に直すことなく意味を理解することができる効果もあります。

「語彙力が課題」と思っている人は、意味を辞書で調べる習慣がない。

 これはまさに私な気がします。意味を調べた上で、上のようにイメージで定着させることが推奨されていました。ただ、もうひとつの本には「全ての意味を調べようとしてはいけない」とあったので、そのバランスが大事なのかなーと感じています。

英文を「前から」読むクセをつける。英文を前から見ていき、意味や情報の区切りでスラッシュを入れ、区切られた部分までを訳していく「サイトトランスレーション」という勉強方法がおすすめ。

 よく言われることですが、TOEIC の長文でも後ろから訳してしまっている気がします。技術ドキュメントなどで英文に触れる機会はあるので、日頃から意識していきたいと思っています。

「結論」→「3つの根拠」→「結論(リフレーズ)」という枠組みで文章を書く「ラインライティング」という訓練もおすすめ

 この枠組みを使うことで(たいして英語力がなくても)読み手に何が言いたかったかが伝わる文面になるとのことでした。以前、このブログの英語化を考えていると書きましたが、ただ英訳するというよりも、この枠組に従ってハイライトのみ持っていく方法も検討したいと考えています。

デスマーチに追われるIT技術者が勉強せずに英語力を身につけてキャリアアップした方法

「英語力 = 英語脳 + 英語耳 + 英語の知識」後ろふたつはすぐには成長しないので、だからこそ長く続けられる楽なやり方を身につける必要がある

 いわゆる単語や文法の勉強は「英語の知識」なのですぐに成果が出るが、「英語力」をつけたいのであればそれ以外の勉強もしないといけない。でも、それは成果が出づらい=モチベーションを維持するのが難しいので、生活の中に組み込むことを意識すべき、と私は理解しました。具体的な事例がいくつか紹介されていましたが、その中で面白かったものを3つ挙げます。

動画を見て勉強する方法。英語を学ぶという意味では、映画よりもテレビの方がいい。「スターウォーズ クローンウォーズ」「プリズンブレイク」「Dragons' Den(マネーの虎の輸出版)」「スヌーピーとチャーリーブラウン」「セックス・アンド・ザ・シティ」がおすすめ。NHK BS1 の「ABCニュースシャワー」もおすすめ。

 映画は、お金をかけられる分、会話よりもアクションだったり特撮で表現しようとすることが多い。また、時間も短いので、セリフが短い英語になっていることがある。ので、テレビの方がおすすめとのことです。この中だと「Dragons' Den」と「ABCニュースシャワー」が英語以外の勉強にもなりそうで良さそうな気がする。あとは、子どもと「トイ・ストーリー」にハマっているので、DVD 買って英語で見ようかなー。(映画だけど)

著者が著作権をフリー化した無料マンガを英語で読む。「無料 マンガ 英語」で調べる。「ブラックジャックによろしく」は読みやすいとのこと。

 これも長続きしそうでよさそう。試しにマンガボックスを英語化したけど、数週間配信が遅いのが玉に瑕(もうすでに日本語で読んじゃってる)。あと画面が小さくて読みにくいのが辛い。「ブラックジャック〜」読んだことないので、ここから試してみる。

立ち読みで単語帳を少しずつ進めて、全部読み終わったところで購入する。

 乗り換えの待ち時間で本屋で読む手法。これも「生活の一部に組み込んでいる」という意味でいい気がします。乗り換えのときに通る TSUTAYA に英語コーナーないか見てみよう。

まとめと Next Action

 どちらもいい本でしたが、個人的には後者の「デスマーチに〜」の方がすぐに取り入れやすいことが多かった気がします。Next Action として、

  • 英語を前から読む習慣を作る。(これは意識するだけ)
  • わからない英単語をひとつだけ調べる。単語はイメージでざっくり記憶するようにする。(これも意識するだけ)
  • 英語ブログを立ち上げて、ラインライティングする(これは8月以降に取り組む。7月までは余裕ない。。)
  • 英語の動画を見る(週1回以上)
  • マンガを読む(毎日読む)
  • 本屋で英語本を立ち読みする手法を取り入れる(毎日やる)

をやってみます。

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