「世界一わかりやすい英単語の授業」を読んだ。あるいは、英単語の学び方を知りたい

 英語ぺらぺらな友人と話していた時に「とにかく英単語力をつけるんだ!」と言われました。オンライン英会話をやっていても、TOEIC 受けていても、とにかく困るのは英単語です。TOEIC のシート見ると、いつも英単語(と英文法)が凹んでいます(他が凸とは言ってない)。正直、「今更単語をやるのもなー」と思っていたのですが、「喋るにしてもメールするにしても英単語力があるにこしたことはない。もし伸び悩んでるなら英単語をやるしかない!」と言われました。これを契機に英単語(&文法)をしっかり学び直すことにしました。

 私の人生の中で英単語力が最も高かったのは、大学受験の頃だと思います。ターゲット1900の全てのページを折って、通学電車の往復約1時間で全てこれを読み終わることをノルマにしていました。意味が分かる単語が増えれば増えるほど、早くページを進められたので、「昨日は1500までだったけど、今日は1600までいった!」「今日はついに1900全部達成した!」という風にゲーミフィケーション的にできたのがよかったです。

 ただ、今は電車で色々な本を読みたいので、こればっかりやるわけにもいかない。もっと効率よく英単語を学びたいなー、という想いから「世界一わかりやすい英単語の授業」を読んでみました。  

関先生が教える 世界一わかりやすい 英単語の授業 (中経出版)

関先生が教える 世界一わかりやすい 英単語の授業 (中経出版)

内容について

 「暗記をせずに今ある知識を利用して英単語を覚える」がコンセプトの本です。例えば、 dodge という単語の意味は分かりますか?私は分かりませんでした。「避ける」だそうです。「ドッジボール」の dodge なので、ボールを「避ける」スポーツだよね、といった感じで覚えていくとのことです。

 このような形で、潜在的に知っている単語を掘り起こすことで4時間で400単語覚えましょうという本でした。ただ、2時間もかからず読めた気もします。

よかった点

 「潜在的に知っている単語」を掘りおこす、という考え方は非常に共感できました。あまり努力せずに(?)、語彙がストックできるのはありがたいです。例えば、

あたりの単語は、意味を知らなかったけど「潜在的に知っている単語」だったので、苦労なく覚えることができました。

 また、語源から覚えるページもなかなかよかったです。例えば ped には「足」という意味があることを説明された上で、 pedal , pedicure , pedestrian といった意味を覚えていく形です。頑張ってそれぞれを覚えるのではなく、キーワードから覚えていくやり方は自分にあっていると感じました。

少しイマイチだった点

 中盤で、かなり基本的な単語があったので「新たに400単語覚える」にはなりませんでした。7割くらいの単語はもともと知っていたかなーと感じます。もう少し難しいバージョンの本もあるといいなと感じました。

 ただ、上で紹介したように、キーワードを覚えておくことで、この本にはない単語を覚える助けにはなると思うので、知ってる単語が多いから無意味、というわけではないと思います。*1

本のまとめ

 「とにかく単語帳で覚えるんだ!」ではない視点の本は面白いと思いました。これを書いている 5/24 現在、Kindle 本が半額です。(私も半額で買いました:D)もし興味のある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

関先生が教える 世界一わかりやすい 英単語の授業 (中経出版)

関先生が教える 世界一わかりやすい 英単語の授業 (中経出版)

今後どうやって学んでいくか

 この本は読み終えてしまったので、次にどうしようかなーと考えています。冒頭に書いた「ターゲット1900」のように、ゲーミフィケーションチックに辛くなくできる方法はないのかと。

  • 1日15分程度で
  • 電車の中でもできる
  • 楽しい
  • 7末のTOEICで少しでいいので効果を実感できるような

いい方法があればぜひ教えていただきたいです🙂

 そういえば高校時代に文系の友人と競い合って古典単語を覚えたのはいい思い出です。(私のセンター古典対策はあれだけだった気がする。)「競い合う楽しさ」があるといいのかもしれません。

 あと、英語版のブログを新たに立てて、このブログの中でよく読まれてる記事を英語化するのはどうだろうか🤔月1本翻訳するみたいなノルマを作ってやっていく形。これなら電車でもできるし、記事数やアクセス数が増えていくのを見るのは楽しそう。

*1:TOEIC のベストが770点、最近は700点台前半に落ち着いてしまっています。そんな私の感想なので、800点以上の人には物足りないかもしれません。逆に、私より大きく点数が低い方や、私と同じく単語が苦手な方には学びがあるのかなーという気がします。