昨日は、こちらの勉強会に参加しました。かなり面白い内容だったので、自分の学びを中心にメモを残します。
そもそも育休とは?
ざっと書いたメモなので&&制度がコロコロ変わるので、詳細は一次情報をご確認ください。誤りがあればご指摘いただけるとありがたいです。
* 基本的には子どもが1歳になる前日まで取得可能。ただし、保育園に入れなければ、2年まで延長できる。
* 賃金の2/3(半年以降は50%)の補助金(育児休業給付金)が出る。また社会保険料も免除される。
賃金にもよるが、最初の半年は8割くらいはもらえる感覚、とのこと?
* 働きながら育休をとることもできる
一時的、臨時的な就業であれば、育休中に業務をすることが制度上可能。半育休。
(月80時間までであれば、給付金ももらえるし、働いている分の賃金ももらえる。)
* 女性は産後休業からのスイッチタイミングがあるが、男性はいつでも取れる
* パパ・ママ育休プラス制度ができた
* 育休取得率は、女性80%、男性3%
妻が育休を取っているので、だいたいのことは知っているつもりでしたが、「社会保険料免除」の話と「パパ・ママ育休プラス制度」の話は認識していませんでした。
社会保険料免除
産休、育休期間中は社会保険料が免除されます。これはかなり大きいです。シミュレーターで計算すると、30万円の給料の人は約4.3万円の社会保険料を支払っています。これが免除になります。(免除期間中も健康保険・厚生年金保険の被保険者の資格は失われません。)
給料が2/3、1/2になってしまうことが、育休を取ろうと思わない要因の1つだったのですが、この免除のことを考えると、もう少し手元に残る金額は多くなりそうです。
パパ・ママ育休プラス制度
- 子どもが1歳2ヶ月になるまで延長することができる
- パパ、ママともに「最大で1年間取得できる」という点は変わらない
- 産後8週間以内にパパが育児休業を取得すると、育休を再度(間を空けて)取得することができる
- 自治体によっては、夫婦同時に育休を取ると保育資格を失い、 保育園に入れない/追い出される場合がある。 父親が取るタイミングに注意!
2回に分けて取れるのは、「産後すぐ」「ママさんが仕事に復帰してすぐ」の両方をケアできるように、という意図があるようです。
男性の育休取得が進まないのは、各家庭が「何を優先すべきか」を明確にしていないから
前述の通り、男性の育休取得率はたったの3%です。取らない(取れない)理由として、会社の制度/風土、生物学的な構造の違い、男女の役割分担意識など様々な理由がありそうですが、講師の方の意見としては「育児の優先順位が上がらないこと」が大きいとのことでした。この切り口で育休を考えたことがなかったので、新鮮でした。
家庭の中で「何を優先すべきか」が明確になっていないため、「男性は育休をとるものではない」という社会の慣習になんとなく従ってしまっている人が多いのではないか?とのことです。
講師の方は、「3%しか取れない社会はおかしいと思うが、これが100%になるのもおかしい」と、「絶対に育休を取るべき」ということを主張しているわけではありません。「育休は取らないものと思考停止していないか」「育休を取ることで、自分の実現したい(優先したい)世界に繋がるかどうかを本当に考えているか」ということを考えるべき、という主張だと私は理解しました。
Next Action
この勉強会に参加して、私は下記のアクションを取ることにしました。
- 妻と「我が家のあるべき姿」「基本方針」を話し合う、定義する
- 上を実現するための考え方をブレイクダウンする
- 妻と情報交換、感情交換、認識交換をする定例をを設ける
どれも講師の方の受け売りです。「株式会社我が家」の経営者として自覚を持ち、家庭をマネージメントする意識を少しでも持ちたいです。
また、経営者視点というからには「見える成果」が大切とのことで、講師の方は、家に飾っている写真の枚数をKPI?にされているとのことでした。
その他メモ
- こわいハッシュタグ
#産後クライシス
#うちのインティライミ
- 講師の方は「私は『働きたくない』という気持ちがとても強いです」「育児よりも一人でいる時間が好きです」らしい。