「小1の壁」問題を深く知るためにマインドマップを作ってみた

 締め切り駆動と言うべきか、目標駆動と言うべきか分かりませんが、先日こんなことを書かせていただきました。

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元々、社会問題や公共的な問題を「エンジニアとして」どうにかしたいという想い?夢?がありました。そして、数年前に子供が生まれ、ちょうどそのタイミングでテーマが子供向けな新規事業を担当させてもらったことで、自分も子供に関わる社会問題に取り組んでいきたいという想いが強くなりました。

 2017年ふりかえりとKPT - log4ketancho にも軽く書いたのですが、昨年1年間、他企業の方との交流を通して、子供にまつわる社会問題について議論することができました。その中で、直近自分が解決したい問題は「小1の壁」だと感じました。幸いにも、自社の有志活動で(色々なハードルはあるものの)自分のやりたいテーマで事業?を考えることができる状況もあり、2018年はそれをテーマにやっていこうと決めました。

小1の壁とは?

(他のちゃんとした資料から引用してもいいのですが、自分の中での整理も兼ねてスクラッチから書いてみます。認識誤ってたらごめんなさい。)

 「小1の壁」は、子供が保育園・幼稚園を卒園し、小学校に入ったタイミングで起こる環境の変化とそれによって発生する問題のことです。多くのケースでは、「子供の環境の変化」によって生ずる「親の問題」のことを指していると思います。例として、

  • 保育園だと18時19時まで子供を預かってくれるが小学校は13~14時には終わっちゃう。。
  • 保育園のときは行事や役員活動は休日だったけど、小学校のPTA活動は平日にある。。平日休み取れない。。

と言ったケースが挙げられると思います。

「何を解決するのか?」を決めるためにマインドマップを作ってみた

 まずは、この問題をブレイクダウンするところから始めます。自分の子供は保育園の折り返しに差し掛かるくらいなので、この問題を「自分ごと」と捉えてはいますが「当事者」にはなりきれていないのが正直なところです。まずは、自分の出来る限りの調査を行った上で、当事者の方々の不を伺いにいこうと考えています。

 初めてマインドマップを作ったので(おそらく)、不格好で&簡素なもので申し訳ないのですがこんな感じです。( マインドマップの書き方・描き方 「6つの法則」 - マインドマップの学校 こちらを参考にさせていただきました。)

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まだまだ深掘りできていないのですが、このマインドマップ作成を通して、大きく3つの問題に分類できるように感じました。

子供をお願いできる時間が激減する

 上の例に挙げた下校時間が早い点に加え、これまでなかった長期休みがあるので、共働きの家庭は生活サイクルを変えないとなりません。公立や民間の学童保育はありますが、すぐに飽きてしまうという話を聞いたことがあります。

 また、ただ子供を見ていただくだけではなく、子供のためになる体験・経験をさせてあげたいという想いももちろんあります。しかし、共働きの家庭の場合、そうでない家庭に比べて平日の習い事に時間を取れなかったりと、色々と不安に感じることが多いです。

平日のイベントが増える

 保育園の場合、全ての家庭が基本的には共働き世帯になります。そのため、保育園のイベントや役員活動などは土日に設定してもらえました。

 しかし、小学校では専業主婦(夫)な世帯も多く(※この割合を調べたい)、このようなイベントは平日に設定されることが多いと聞きます。平日休みが取れない人にとっては大きい悩みです。

情報伝達ロスが増える

 保育園の場合、必要な情報は必ず「保育士さん→親」と伝達されます。それに対して、小学校からは「先生→子供→親」というパスになり、コミュニケーションミスが多々発生すると聞きます。そのようなミスを通して、子供が成長していくことが目的だとは思うのですが、友達との関係性などセンシティブな問題に気付いてあげられないことを懸念しています。共働き世帯はどうしても子供といられる時間が(専業主婦(夫)世帯と比べて)減ってしまうので、このあたりのケアをどうするか考えたいと思っています。

なぜ「小1の壁」をどうにかしたいのか?何がゴールなのか?

 これを書くととても長くなってしまうので(苦笑)、端的に言うと妻が話してくれた将来の不安からです。子供に寂しい想いや怖い想いをさせるくらいなら、自分のやりたい仕事を諦めて.. ということを言っていました。それをどうにかしてあげられないものかと。幸いにもこの壁にぶつかるまで、私はあと3年あります。やるだけやってみたいと思います。これがいつか自分のお仕事にできればいいですし、それがだめでも個人で細々とできることがあるはずです。

 問題のブレイクダウンも終わっていないのに目標なんて設定できないと思いますが、ざっくりとしたゴールは、

  • 働いているお母さん(もちろんお父さんも)が自分の望むキャリアを諦めないこと
  • その上で、子供の将来に活きるような、良い経験・体験をさせてあげることも諦めないこと

です。

まとめ

 勉強不足なことばかりですが、何もしないよりかは一歩でも半歩でも進みたくてマインドマップを作ってみました。やれるだけやってみたいと思います。